ジャーマンアイリス【ドイツあやめ 独逸菖蒲】アヤメ科アヤメ属 学名:Iris germanica
別名 ドイツアヤメ、レインボーリリー、ひげアイリス、ベアデッドアイリス
地中海沿岸原産のアイリスを元に改良が重ねられ、今日の姿ができあがった交配種。耐寒性多年草(寒さに強く何年も枯れずに育つ草本)
花期 4月〜6月 (品種により花期は異なるが、栽培地域の気候によっても違う) 紫色や黄色などいろんな色の、いかにも西洋風で原色の大きな花が咲く。
花のめくり上がった上の方のひらひら部分が大きめなのが特徴。 ハナショウブ(花菖蒲)とは違い,乾燥した土地で栽培する。洋物ですので,華やかな品種が多くある。
オランダアヤメ(阿蘭陀菖蒲)は球根であるが,ドイツ菖蒲は根茎で,葉も花も大きく,花色も豊富。
乾いた土に生える。根茎。花色は白、黄、青、紫等の原色っぽい色。花の様子は、なんとなく洋風。花びら中央部のひらひらは「ブラシ状」。
真ん中2枚の花びらは直立する。葉っぱは幅広で、筋は無く、ほぼ平坦。
花の色も白,黄,青,赤,紫,オレンジ、ピンク,茶,黒と、その色彩の豊富さと艶やかさで「虹の花」とも呼ばれる。
日本には大戦後に移植されたが、5月から6月にかけ至る所で見かける。 同じアヤメ科・アヤメ属のハナショウブが湿地帯の酸性の土壌に生えるのに対して、ジャーマンアイリスは大変乾燥に強く暑さや寒さにも強くアルカリ性の土壌を好むのが特徴。
乾燥した土壌を好み湿気を嫌うため、よほど乾燥していない限り水は与える必要はない。 肥料もほとんど与える必要がない。与えすぎると病気にかかりやすくなる。土壌のアルカリ性を保つために苦土石灰や草木灰を必要であれば与える。窒素分の多い肥料(油粕)を与えるとその時は良く成長しますが、軟腐病(株がどろどろに溶け出す)にかかる確率が高くなる。
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