イワツメクサ 【岩爪草】 ナデシコ科 ハコベ属 学名:Stellaria nipponica 

  本州中部の高山に生育する。超小型の多年草。ガレ場に広く分布する高山植物。
岩の間に砂礫があるような立地の岩陰に白い可憐な花を咲かせており、登山道にも生育。 葉は細く、長さ2〜3.5cm、幅は1〜2mm。
花弁は10枚のように見えるが、実は5枚であり、1枚の花弁は2つに深く裂けている。 雄しべは10本花弁は5ケだが、各片が深く2裂して裂片が細い線形となり、1花に10片あるように見える。
ガク片は花弁の半分か、少し長い。葉は対生し、幅が2mmほどと少し広い線形で、1脈がある。 花は集散状に数ケつく。


2013/8/19 富山県立山連峰 剱御前小屋付近 東一の越山荘手前登山道

 2007/7/30 富士山(5合目登山口) 撮影者:黒田豊(楢葉町)

back to top