ムシトリナデシコ 【虫取撫子】 ナデシコ科 マンテマ属 学名:Silene armeria
別名:ハエトリナデシコ(蠅取撫子) 人家の周辺や路傍に生育するヨーロッパ地中海原産の1〜越年草帰化植物。元々は江戸時代に観賞用に導入されが、現在では各地の荒れ地などに生育。
花が美しいので、除草の際にも残されることも多い。葉や茎は粉白色を帯びており、上部の節からは粘液が出て粘る。この粘液に虫が捕まることがあることからムシトリナデシコの名がついたが食虫植物ではない。このような粘液は虫へのバリアーであると思われる。
全体無毛でやや白味を帯び、茎は直立して上部でよく分岐し、高さ30〜70cm。茎の節間に粘液を分泌する。葉は卵形〜卵状被針形で無柄。葉は対生し、やや茎を抱く。直径1cmくらいの紅色〜淡紅色〜白色の花を茎の先に密に咲かせる。花期は5〜7月。
学名は、Silene armeria
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