サボンソウ 【石鹸草 シャボンソウ】 ナデシコ科 サボンソウ属 学名:Saponaria officinalis

 ヨーロッパから中央アジア原産の多年草。明治初年渡来。高さ約50cm。 夏、枝端にサクラソウに似た淡紅色または白色の花をつける。サポニンを含み、石鹸のような泡を生じ、昔、ヨーロッパでは洗濯に用いた。 園芸品として栽培されその後、人里近くの原野、道端等に野生化して原野や路傍に見ることができる草丈 50〜80cm 花期 5〜6月の多年性草本。 花の色は白、青〜青紫、紫、桃、赤〜朱、黄〜橙、緑、混合などがある。  根茎は太く、よく分岐して横にのび、表面の色は赤褐色、中は白色。 葉は対生、形は長楕円披針形で、先は尖っている。 花は茎頂に集散花序をつくり開花。色は淡紅色で花の直径は3cm程。の根茎(こんけい)には、約4%のサポニンが含まれる。去痰(きょたん)薬に用いられる。また、腺病質や慢性皮膚炎などの体質改善薬としても用いられる。  ヨーロッパでは、セッケンソウとかサボンソウの意味で呼ばれ、根茎には、約4%ものサポルブルンといわれるサポニンが含まれていて、根茎を細かく刻み、水に入れて強く振ると、泡がたちまが、このように水に入れて溶けた成分が、消えにくい泡となる性質をもつものをサポニンという。このようなサポニンを溶かした液で布などを洗うと汚れが落ちる。 名前は、そのような石鹸の意味からついた。


2012/8/10 田村郡三春町下舞木
サボンソウ 【石鹸草 シャボンソウ】 ナデシコ科
2013/6/28 田村郡三春町下舞木
サボンソウ 【石鹸草 シャボンソウ】 ナデシコ科

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