シダレカツラ 【枝垂桂】 カツラ科カツラ属 学名:Cercidiphyllum japonicum f pendulum Ohwi
すべての枝が枝垂性で、下の枝が地面まで達する美しい樹姿で、カツラの変種として珍稀。
カツラの変種で、枝は幹から急角度で全部下垂する。岩手県に指定木がある落葉高木。開花時期:5月 果実成熟期: 10月
盛岡市肴町・盛岡市門・盛岡市大ヶ生龍源寺には国指定()の天然記念物のシダレカツラがある。
指定されている3株の原木は、約300年前、花巻市大迫町内川目の山中で発見され、岳の妙泉寺(早池峰神社の隣にその跡が残っている)境内に移植された。
その後、盛岡市大ヶ生龍源寺の住職慶守禅師が、そのヒコバエを龍源寺境内に移植した。
約200年後の天保初期(1830?35)には樹高30m余の巨木になったので、天保6年(1835)、龍源寺では寺の補修材を兼ねて伐ってしまった。
現存するシダレカツラはそのヒコバエが成長したもので、龍源寺以外の2株は、さらにそのヒコバエを移植したものである。
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