シキミ 【樒】 シキミ科シキミ属  学名:Illicium anisatum

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 シキミ(樒)は東北地方南部以南の山林に自生するシキミ科(かつてはモクレン科に分類されていた)の常緑高木。有毒。仏事に用いるため寺院に植栽される。
 地方によりシキビ、ハナノキ(カエデ科にも別にハナノキがある)などともいう。 学名にはリンネが命名したIllicium anisatumと、シーボルトが命名したIllicium religiosum Sieb. et Zucc.("religiosum"は「宗教的な」という意味)が存在するが、リンネのものが有効となっている。
特徴

    常緑樹で、高さは10m程度となる。樹皮は暗い灰褐色になる。葉は、枝の先端に集まってつき、短い葉柄を持つ楕円形で、深緑色でつやがある。葉の質はやや厚く、何となく波打ったようになることが多い。 花は葉の付け根から一つずつ出て春に咲く。花びらは淡黄色で細長く、ややねじれたようになる。果実は扁平で周囲に8本の突起が出ている。上の面にすき間が開いて種子が出る。種子は褐色でつやがあり、小さいドングリを押しつぶしたような形をしている。
本州中部以南に分布し、海外では中国にまで分布する。

2005/6/30 福島県原町市萱浜萱浜字巣掛場
 福島県立浜高等技術専門学校(テクノカレッジ浜)の道路向かい(北側)
 遊々の森 樹木見本園(磐城森林管理署)
遊々の森 樹木見本園(磐城森林管理署) シキミ 【樒】 シキミ科シキミ属

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