中国から古い時代に入ってきた帰化植物であるが、栽培品が野生化し古くから日本に定着していた。 人里近くの林縁などに生える高さ50〜80pの多年草。秋(10〜11月に菊によく似た直径約5pの花をつけるがキクの仲間ではなくアネモネの仲間である。 根生葉は3出複葉で長い柄があり、小葉は3〜5裂し不ぞろいの鋸歯がある。茎葉は2〜3個が輪生。 高く伸びた花茎の上に大柄な花をつける。花は多数の赤紫色の花弁状の萼片が目立ち、本物の花弁はない。白く見えるのは花ではなく、萼。花(萼)が散った後、黄色くて丸いものが残る。葉は根本に大きいのがあり、花をつける茎には小さな葉しかない。 別名:キセンギク(貴船菊) キブネギク(貴船菊)